少し早いですが、ご挨拶を。

2025/12/25
- カテゴリ:社長のヒトコト
- 書いた人:由良 俊也(代表取締役)

田舎家リノベーションクリスマスに華やぐつい先日、丹波市氷上町では主屋の隣に建つ「離れ」のリノベーションがお引渡しを迎えた。
今回の改修工事では敢えて既存の2階の床を解体して、大きな吹抜けを仰ぐリビングルームを造った。
アイアンのフラットバーを駆使してシンプルさを極めた階段手摺りも、この空間をより洗練させるのに一役かっているみたいだ。
ダイニングからキッチンへは一段下がるスキップフロアとなっている。
これは料理好きな夫婦(共に長身だ)が、キッチンに立つ者とダイニング腰掛ける者が向き合った時に、お互いの目線に高低差がつかないようにという、夫婦であっためた素敵なアイデアだった。
その他にも窓際のベンチには下部に収納を設けたり、ファミリークローゼットの扉には精緻な桧の縦格子の引戸をあしらったりと。遊び心と心地よい使い勝手とが、この家の風味をより豊かにしていると思うのだ。
引渡し式でこの家の主は、少しづつ、そして丁寧に仕上げられていくのが毎日の楽しみだったと述懐したのだった。
かく言う主ははるか遠い国からの人。
「日本の素晴らしい技術にとても感動している」
大きな体を丸め、優しい目をしてそう言ったのだ。
今日、一旦引渡しの節目を迎えたのだが、実はこれからのお付き合いの方がうんと長い。
末長くよろしくお願いしますと願いを込めて現場を後にした。
こよなく晴れた空があまりに眩しくて、名残惜しさに輪をかける暖かな日だった。
さて私は今日でブログ収め。
この一年もお付き合いいただいてありがとうございました。
少し早いのですが、来年も皆さまにとってよい一年でありますように。
こころからお願い申し上げます。








