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ひまわりの咲く風景から

Staff

見はるかす夏空の正中に、少女を見下ろすひまわりの姿があった。
日盛りの下、萌えるに任せて大きくなって、胸をたぎらせるような逞しさで咲いていた。

南西の風は風速2メートル。
合唱団さながらにひまわりが頭を揺らすと、その足元では大きな花の影法師も右に左に揺れた。
いくら重ねても重さを伴わない無邪気な影の鬼ごっこだ。
青田の香り、遠い蝉、昼下がりの風、そして夏の夢を引き連れて。

写真はある夏の日の孫たち。
アイスあるよー♪に、息を弾ませ駆け寄ってきたのだ。

暦を見れば今日は大暑とか。
みなさまくれぐれもお身体大切に。
 

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